日本学術会議の声明(2022年12月21日)に対する幹事会声明

注目

日本労働社会学会幹事会は日本学術会議が発表した
声明(2022年12月21日)に賛同します

幹事会声明

 日本労働社会学会幹事会は全会一致で、2022年12月21日に日本学術会議から発表された
声明「内閣府『日本学術会議の在り方についての方針』(令和4年12月6日)について
再考を求めます」に賛同するとともに、学問の自由を脅かしかねない政府方針に対し、
見直しを強く求めます。日本学術会議の会員選考と活動に政府が直接介入し、首相による
会員の任命拒否を合法化する法改正方針の見直しを要望します。

2023年1月9日
日本労働社会学会 幹事会
代表幹事 清山 玲


<参照>
・日本学術会議「声明 内閣府「日本学術会議の在り方についての方針」(令和 4 年 12月
 6 日)について再考を求めます」(2022年12月21)
 https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s186.pdf
・内閣府「日本学術会議の在り方についての方針」(令和 4年12月6日)
 https://www.cao.go.jp/scjarikata/
・日本労働社会学会総会決議(2020年10月11日)
 https://jals.jp/blog/?p=747

総会決議:政府による日本学術会議新会員任命拒否に関する抗議文

注目

日本労働社会学会は2020年10月11日開催の総会において以下の抗議文を議決しました。

日本労働社会学会は政府による日本学術会議会員候補の任命拒否に抗議します

 2020年10月1日、菅義偉内閣総理大臣は、日本学術会議の新会員任命にあたって、同会議が推薦した会員候補105人のうち6人の任命を拒否しました。これは日本学術会議法第7条に違反し、適切な行政手続を著しく逸脱する暴挙です。日本学術会議は内閣総理大臣の私的な諮問機関ではありません。それゆえ内閣総理大臣の恣意によって会員を選別することは許されるものではなく、法に定められた適正な手続に則って行われなければなりません。

また、学者・研究者集団の自律的な選考結果を尊重する会員選任の手続は、民主主義国家にとって普遍的な原理である学術研究の自由と自主性を保障することを目的として設定されたものです。したがって、時の政府・与党の恣意に基づくこのような運用がなされることは、集団的・共同的営為としての学術研究が政治権力の意向に左右されてはならないということを意味する「学問の自由」を根幹から揺るがすものです。

 日本労働社会学会は、会員の総意として、日本学術会議法および日本国憲法に違反する今次の措置をただちに撤回し、日本学術会議から推薦されたにもかかわらず会員への任命を拒否された6名の研究者を、直ちに会員に任命することを求めます。

2020年10月11日
日本労働社会学会

PDFバージョン

第 37〜38 期 日本労働社会学会幹事立候補者の募集について

***********************************
第 37〜38 期 日本労働社会学会幹事立候補者の募集について

                  日本労働社会学会代表幹事   清山 玲

本学会では「役員選出に関する細則」(2022年9月3日改正)に基づき、
下記の要領で2024年10月から2026年9月までの幹事会を担っていただける
選出幹事10名を募集させていただきます。

  1. 募集人員:10名。立候補者が10名を越えた場合は選挙になります。
  2. 立候補受付期間:2024年10月11日〜2024年10月17日
  3. 立候補受付:日本労働社会学会事務局(staff”at”jals.jp)(”at”を@に変換してください)
     メールタイトルを「労働社会学会幹事への立候補届出」として
    上記事務局のメールアドレスにメールを送付してください。
  4. メール記載事項
    (1) 候補者名
    (2) 候補者所属
    (3) 自薦・他薦の別(他薦の場合は推薦者名および候補者本人の承認の有無)
    (4) 候補者連絡先
  5. 立候補に関する条件(「日本労働社会学会役員選出に関する細則」第4条より)
    ・立候補者は、自薦および他薦とし、他薦の場合はあらかじめ本人の承認を得る。
    ・被選挙権は、選挙時までに前年度までの会費を完納した会員が有する。

第36回大会プログラム ・ 参加申し込みについて

会員の皆様

(1)大会プログラム・大会案内と、(2)参加申し込みについて連絡させていただきます。
大会パンフレットについては、上記のハイパーリンクからご確認ください。
大会参加を希望される方は、10月11日(金)までに申し込みください。参加申込はパンフレットの案内をご確認ください。パンフ内に申込フォームがあります。
*今⼤会より、⼤会参加費・懇親会費とも事前振込になります。ご協⼒ください。

日本労働社会学会第36回大会について

今年度の第36回大会は、同志社大学(今出川校地烏丸キャンパス)にて
下記の日程で開催されます。10月25日(金)の工場見学、10月27日(日)
大会シンポジウムのテーマ、報告者、報告タイトル、コメンテーターについては、
以下の通りです。


<第36回大会開催日程>

10月25日(金)工場見学
10月26日(土)自由論題報告・総会
10月27日(日)大会シンポジウム

■工場見学(10月25日)
日時:10月25日(金) 13:45 見学開始予定
見学先:オムロン京都太陽株式会社(京都市南区上鳥羽塔ノ森上河原87)
  (オムロン京都太陽は、障害者雇用の先進事例として有名な企業です。)

 集合場所・見学先までの交通経路、申し込み方法(事前申込制・8月1日申込開始)
については、会員メーリングリストにて詳細をお送りしておりますので、ご確認ください。

■ 大会シンポジウム(10月27日)
 テーマ「差別や格差を関西から考える」

  新型コロナウイルス感染症の感染拡大、ウクライナ危機を基点とした物価高は人々の生活に大きな打撃を与えています。2020年以降の世界情勢は、さまざまな差別や格差を可視化してきました。こうした問題に労働社会学は、どのような知見を提供することができるのでしょうか。本大会は、同志社大学で開催されることに鑑み、関西をフィールドに差別問題に取り組んできた研究を軸に、近年、改めて明るみに出てきた差別や格差の問題とその是正策を考えていきます。

○報告(敬称略)

「社会的不平等を自業自得で一蹴し、自らの権利を安寧な日常のために放棄する
――実態研究とそれを伝えることの困難さについて」 妻木 進吾 (龍谷大学) 

「反排除の支援と運動――語りえないことについて語る(仮)」 渡辺 拓也 (大谷大学)

「大阪×外国人×格差 時空間の中で考える(仮)」 津崎 克彦 (四天王寺大学)

○コメント(敬称略)

 大西 祥惠 (國學院大學)  鈴木 力 (岐阜大学)  

*********

労働社会学会第36回大会の自由論題の募集

日本労働社会学会 会員各位
日本労働社会学会第36回大会は、同志社大学(今出川校地烏丸キャンパス)を開催校として2024年10月25日(金)~27日(日)の日程で開催いたします。

<開催日程>
10月25日(金)工場見学
10月26日(土)自由論題報告・総会
10月27日(日)大会シンポジウム「差別と格差を関西から考える」(仮)

<自由論題報告の募集>
大会2日目(10月26日)に行う自由論題報告を募集いたします。以下の日程にて募集いたしますので奮ってご応募下さい。
なお会費が未納の場合、報告できないのでお気を付けください。

●7月31日(水) 自由論題報告エントリー締め切り  
下記項目を明記の上、研究活動委員 清水友理子(浜松学院大学)までお送りください。①氏名、②ふりがな、③所属、④住所、⑤TEL、⑥メールアドレス、⑦報告タイトル、⑧内容の簡単な紹介(100字程度、セッション分けの参考にします)、

応募先:研究活動委員 清水友理子(浜松学院大学)
メールアドレス: shimizu”at”hamagaku.ac.jp (“at”を@に変換すること)

*エントリーは、受付確認メールの送付をもって完了します。送信後、2日以上(土日をはさむ場合は土日を除く)経ても受付確認メールが届かない場合は上記あてにご連絡ください。

●8月31日(水)要旨の提出締め切り
報告タイトル、氏名、所属、要旨(文章、適宜小見出しを付けてください)を、ワードファイルA4の1頁(フォントはMS明朝、ポイントは標準の10.5、余白も標準の上35ミリ/左右下30 ミリを原則)にまとめ、上記のメールアドレス(shimizu”at”hamagaku.ac.jp)までお送り下さい。行間などは、多少調整していただいても結構です。

第36期幹事会構成

第36期(2023年10月〜2024年9月)の代表幹事と事務局長は以下の通りです。
・代表幹事:清山玲(茨城大学)
・事務局長:勝俣達也(専修大学)
送付先:〒214-8580 川崎市多摩区東三田2-1-1専修大学11号館11210研究室
メール:tkatsumata”at”isc.senshu-u.ac.jp(”at”を@に変換してください)

幹事会の構成は下記の通りです。

第36期幹事会の役割分担

○は代表者
代表幹事清山玲
事 務 局○勝俣達也小谷幸(休業)西野史子
会計○宮地弘子岡村佳和
研究活動○上原慎一跡部千慧清水友理子渡辺めぐみ
呉学殊戸室健作
年報○松永伸太朗山縣宏寿近間由幸飯田未希
ジャーナル○小川慎一鈴木力三家本里実山根清宏
関西部会○渡辺めぐみ飯田未希
社会学系
コンソーシアム
○跡部千慧小川慎一
社会政策関
連学会協議会
○近間由幸山縣宏寿
ウエッブ担当○鈴木力   
監事吉田誠鈴木玲

会員新著(2024年3月判明分)

I. 会員の新著

・吉田誠『戦後初期日産労使関係史:生産復興路線の挫折と人員体制の転換』(ミネルヴァ書房、2024年3月刊、7500円+税)

会員の方の新著の情報を募集しています。事務局もしくはWeb担当幹事までご連絡ください。