日本労働社会学会第35回大会シンポジウムについて

 今年度の大会(10月28日・29日@青山学院大学)における大会シンポジウム(対面開催)について、研究活動委員会からのご案内をお知らせいたします。
(各報告者の報告タイトル等の詳細は、9月2日のプレシンポジウム後に会員の皆様にお送りする大会プログラムに掲載されます。)

・テーマ
「労働社会の変容とワーキングプア―階級論を基盤として—」

・報告者(敬称略)
橋本健二(会員、早稲田大学)
呉学殊(会員、労働政策研究・研修機構)
蓑輪明子(非会員、名城大学)

・趣旨
ここでいう「労働社会」とは、労働者の働き方(非正規、個人請負の広がり)や、労働者の家庭生活(家族の多就業化)を含んだ概念である。現代における労働社会の変容がワーキングプアの労働や生活をどう変化させ、階級・階層として固定・拡大しているのか。新たな実態や課題に迫る中で、working と poor の関連を新たに深くとらえるにはいかなる方法が考えられるのか。階級論、個人請負、家族研究に関する最新の理論やデータをもとに活発な議論を展開したい。

日本労働社会学会
事務局・研究活動委員会